朝の月

2018.07.13

夜があける。海面の先から日がのぼる。光が満ちて、空気がかわる。
遠くで船が走る。光を背負ってシルエットだけになり、水平線に消えてゆく。

空にはまだ月が浮かんでいる。光と影の陰影が一番はっきり出る時間。
雲は朝と夜の狭間にあって、ゆっくり流れながら1秒ごとに表情をかえてゆく。